先輩インタビュー~福祉の星~

今までに一番心に残っている出来事は?

昨年度の卒園式です。私は、昨年度の1月にこの法人の職員になったのですが、保育の仕事には6年ぶりに戻ってきたので、不安でいっぱいでした。でも、子どもたちや先輩の先生方はすぐに私を受け入れてくれました。特に、年長の子どもたちとは多く関わらせてもらったので、卒園式を迎えた時には、「この仕事に戻ってこられてよかったな」と思いました。私にとっては、一生の大切な宝物であり思い出です。

小石さん(社会福祉法人 大原野児童福祉会)

ご利用者の久しぶりの入浴をお手伝いさせてもらった時に、「とても気持ち良かったわ」「久しぶりに風呂に入れてうれしい」と言っていただいた時は、ご利用者にとって、大切なことをお手伝いさせていただいているのだと、うれしい気持ちになりました。

谷原さん(社会福祉法人 北星会)

今までの支援で心に残っている事は、外出支援で利用者さんと様々な場所に行った事です。その中でも忘れられないのが近鉄電車を貸し切りにして、利用者さんとそのご家族などで日帰り旅行に行くイベントがあり、行きかえりの電車の中でみんなと歌を合唱したり、ビンゴゲームなどをしたりした事です。恥ずかしながら忘れかけていた子供の頃の遠足などを思い出し胸が熱くなる思いでした。また、自分自身も楽しみながら支援をさせて頂きました。

好川さん(特定非営利活動法人 ゆう・さぽーと)

作業所の中でも障害の重いダウン症の利用者さんに、その方にとっては難しいと思われる刺しゅうのステッチを覚えてもらえたことです。単純なステッチを繰り返す毎日でしたが、難しいステッチができたことによって、自分もできると思ったのか、それまで重かった口や行動まで軽くなってきた姿を見ることができたことです。

山田さん(社会福祉法人 白百合会)

スポーツがお好きで、自分のペースで生活をされているある男性ご入居者が私のユニットにおられます。その方が月に一度開かれる生け花教室で他のご入居者が活けた生け花をご覧になり、「参加したい」と言われました。 はじめ、「生け花に関心なんてあったんだな」と驚きました。お話を聞くと「綺麗なもの好きやし花も好きや。やったことないけど大丈夫か。」と仰いました。ご希望もあったので、次の月の生け花教室に参加されました。 生けたお花を居室に飾られ、ご家族や職員を居室に招き、「どうや。これわしが作ったのや。」と話されて、手に取って眺められるなど非常に嬉しそうにされていました。

井淵さん(社会福祉法人 京都福祉サービス協会)

一番心に残っていることは、ご利用者からの言葉です。 その方は、夕食後に排泄介助(パット交換)をして就寝していただくという事で、よく関わっていました。排泄介助後にはいつも「ありがと」と言ってくださる方なのですが、3ヶ月たった時「上手になったな」と言ってくださいました。この方は私を一人の職員として個別に見てくださったのだなと感じ、うれしく思いました。

徳田さん(社会福祉法人 あしぎぬ福祉会)

私は特別養護老人ホームで働いています。入所される前は俳句の先生をされていたご利用者の方がおられ、入所されてからは俳句を披露する機会もなく、自分に対して自信をなくされているように感じる方でしたが、個別のレクリエーションとして他利用者の方々の前で俳句を詠んでいただくレクリエーションの企画をしました。職員と一緒にではありますが、俳句を考え、実際に他利用者の方々の前で2つほど詠まれました。その時の自信を取り戻された顔と笑顔は今でも忘れられません。

岡田さん(社会福祉法人 博愛福祉会)

私自身は長くご一緒したお客様ではありませんでしたが、初めて看取りのケアの場を経験し、長くケアを担当された先輩方が涙されていた姿がとても心に残っています。  介護は日常生活やしたい事を、例え手を借りたとしても自分でできたという喜びを感じて頂く、ご自身でできることを奪わないという自立支援の考え方が基本となります。自分の人生を自分で意思決定し、主体的に生きるという尊厳を守ることを大切にし、そのお手伝いをします。「その人にとって満足のいく人生とはどのようなものか?」を日々、試行錯誤を重ね、お客様と向き合い続けます。しかし、老いるとはできないことが増えていくということでもあり、懸命に考えてもケアが実らないこともあります。やりがいについて考えこんでしまう時もあります。そうした中でお客様の時間と幸せと、最後まで真摯に向き合い続けていた先輩方の姿が心に残っています。

長野さん(株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ)

とある入居者とのかかわりです。当時私は入職して数ヶ月で、大学で学んだことは活かせず、介護技術も素人同然でした。そんな私のつたないトイレ介助を、終えたときに必ず「ご苦労様」と声を掛けてくれる入居者がいました。  ある日のつたない介助が終わると、この入居者は「よく出来ました。」と笑顔を見せてくれました。私は「今の感じ!?」と思わずタメ口で返しましたが、「いまの1番よかったよ。」と答えてくれました。この時、入居者にとって最適な介助の感覚をつかみ、私も自信を持つことが出来ました。  介護に"コレ"という万能な技術は存在しませんが、やはり自分がしっくりきている感覚というものは必要です。この時の「よく出来ました。」は今でも私の支えとなっています。  この方の「よく出来ました。」はもう聞くことが出来ません。ですが、一瞬のかかわりは一生ものです。自分の何倍もの時間を過ごしてきた人たちとの出会いと、人生の最後を手伝う経験は、他の仕事に代えられない宝です。

笠井さん(社会福祉法人 青谷福祉会)

初めて入居者様の看取りを行ったときです。呼吸器を着けた状態で、私の目を見て頷いて下さるなど、亡くなられる前の姿がとても印象に残っています。通夜にも参列させていただき、改めて人の一生に寄り添う仕事なのだと実感しました。

白髪さん(社会福祉法人 大樹会)