先輩インタビュー~福祉の星~

今までに一番心に残っている出来事は?

私が担当させて頂いている利用者さんは、よく女性職員に手遊びの「一本橋こちょこちょ」をして欲しいと言われることがあります。しかし、それは今までに他の事業所さんでも男性に対して言われることがありませんでした。その利用者さんの担当になり、半年が過ぎた頃に初めて男性である私に「一本橋こちょこちょ」をして欲しいと言われることがうれしく、一番心に残っています。

森下さん(社会福祉法人 やましなの里)

1年目の時、1歳児の担任をさせてもらっていましたが、ずっと、私が排泄を手伝うことを嫌がる子がいました。その子が泣きながら嫌がる姿に、私もどうすればいいのかを考え、日々過ごしていました。排泄だけではなく、遊びも一緒に楽しみ、丁寧に声をかけて関わりました。するとある日、「うんちを洗っていいよ」とその子から言われ、その子と向き合ってきたことが意味のあることだったのだと、とても嬉しく感じました。

山本さん(社会福祉法人 優応会)

新人の頃、入居者様と上手に会話することが出来ず悩んでいました。何を話そうか迷っていると、寒そうに両手をこすり合わせている入居者様が目に留まりました。「今日は冷えますね」とその方の両手を自分の手で包み込むと「まあ嬉しい。暖かい手やね。ありがとう」と微笑まれました。この時“介護の仕事は笑顔を生み出す仕事”だと改めて実感しました。この時の気持ちが私の原点です。

猿渡さん(社会福祉法人 レモングラス)

当時、所属していたフロアに入居されていた方より「もっと楽しい事がしたい」や「ずっと中におると季節も何も分からん」など意見があり何か出来る事はないかと考えていました。 その時は夏前だった為、夏に季節感を感じていただこうと花火大会を企画しました。 花火大会はとても盛り上がり、入居者様やご家族様より「楽しかった」などたくさん言って頂けた為、次の年に二回目の花火大会も実施したのですが、その時に認知症を患っており日常生活の中で物忘れが多く見られる入居者より、「去年もやったね、また参加出来て嬉しいわ」と去年の花火大会を忘れずに覚えていてくれた事が今まで仕事をしていた中で一番嬉しく心に残っています。 本当に嬉しくて仕事も頑張ろうと思えました。

福本さん(社会福祉法人 美郷会)

夜勤中にご利用者を看取ったことです。今まで、人が亡くなることは悲しい気持ちだけだと思っていました。しかし、今まで食事をされている等、一生懸命に生きるお姿を見てきたことで、「今までお疲れ様でした」という気持ちと、「最後に会えてよかった、ありがとうございました」という気持ちになりました。 人の死に対して、悲しいだけでなく、様々な気持ちになることを教えていただいた、貴重な経験となりました。

門川さん(株式会社 ケア21)

アルバイトをしている頃から、関わらせていただいていたご利用者様を看取らせていただいたことです。死期が迫っており、呼吸のしづらさがあったため、体位変換をし、背中をさすっていると、「ありがとう。楽になったわ。」とそのまま眠るように息を引き取られました。その出来事により、自分の中での死生観が大きく変わりました。 今では、「明日は当たり前のようにやってこない。明日がこない人もいる」ということを胸に刻み、ご利用者様の「今」を大切にできる介護職員であり続けたいと思っています。

寺元さん(社会福祉法人 柊野福祉会)

昨年度の卒園式です。私は、昨年度の1月にこの法人の職員になったのですが、保育の仕事には6年ぶりに戻ってきたので、不安でいっぱいでした。でも、子どもたちや先輩の先生方はすぐに私を受け入れてくれました。特に、年長の子どもたちとは多く関わらせてもらったので、卒園式を迎えた時には、「この仕事に戻ってこられてよかったな」と思いました。私にとっては、一生の大切な宝物であり思い出です。

小石さん(社会福祉法人 大原野児童福祉会)

ご利用者の久しぶりの入浴をお手伝いさせてもらった時に、「とても気持ち良かったわ」「久しぶりに風呂に入れてうれしい」と言っていただいた時は、ご利用者にとって、大切なことをお手伝いさせていただいているのだと、うれしい気持ちになりました。

谷原さん(社会福祉法人 北星会)

今までの支援で心に残っている事は、外出支援で利用者さんと様々な場所に行った事です。その中でも忘れられないのが近鉄電車を貸し切りにして、利用者さんとそのご家族などで日帰り旅行に行くイベントがあり、行きかえりの電車の中でみんなと歌を合唱したり、ビンゴゲームなどをしたりした事です。恥ずかしながら忘れかけていた子供の頃の遠足などを思い出し胸が熱くなる思いでした。また、自分自身も楽しみながら支援をさせて頂きました。

好川さん(特定非営利活動法人 ゆう・さぽーと)

作業所の中でも障害の重いダウン症の利用者さんに、その方にとっては難しいと思われる刺しゅうのステッチを覚えてもらえたことです。単純なステッチを繰り返す毎日でしたが、難しいステッチができたことによって、自分もできると思ったのか、それまで重かった口や行動まで軽くなってきた姿を見ることができたことです。

山田さん(社会福祉法人 白百合会)