若手職員からのメッセージ156
Weekly福祉の星 佐々木 さん(社会福祉法人 香東園)
私は高校生の時に膝の手術を受け、リハビリでは辛い思いをしました。そんな身体の一部が思うように動かなくなった時に、私を励まし、助けてくれた周りの人たちには勇気をたくさんもらいました。大変感謝しています。それから、人の助けになりたいと思い始め、この仕事に就きました。
とびっきりの笑顔を見た時や感謝の言葉をかけていただけた時にやりがいを感じています。ご利用者のことを知り、そして支援したあとに、自分は役に立ったんだなと感じます。
以前、退院されたご利用者が深夜に急変し、他界されるということがありました。私はそのご利用者にしてあげれなかったことを思うとき、悔しさと無念さがこみ上げてきました。そんな時にご家族の方から感謝の言葉を聞き、安らかに眠るご利用者の顔を見て、「ありがとう」とい言葉が聞こえたように思い、涙が溢れました。
人を支援すること、コミュニケーションをとって相手の身になって考えるということは大変なことです。ご利用者と目標を共有して、達成したときにいただく笑顔はそんな辛さを吹き飛ばしてくれます。私は、小さな感動がたくさんつまっているこの仕事に就いて善かったと思っています。