若手職員からのメッセージ502

「声にならない声」を聴き、その声や心に寄り添える人になりたい

Weekly福祉の星 酒枝さん(社会福祉法人 柊野福祉会)

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福祉の仕事を選んだきっかけは?

答え

幼い頃の経験がきっかけです。話すこともできない母親に対し、手を握り優しい声でいつも話しかけてくれる女性がいました。その女性の職業は「看護助手」。介護保険のない時代、家族やその女性、その他多くの人の温かで深い愛情を受けながら母親は最期まで生きることができました。高齢者や病にある人の「声にならない声」を聴き、その声や心に寄り添える人になりたいと思いました。

今どんな仕事をしている?

答え

高齢者からの様々な相談を受け、必要な支援につなぐ総合相談支援業務をはじめ、高齢者の権利を守るための権利擁護業務、要支援認定を受けた高齢者に対し介護予防のためのケアプランを作成する介護予防ケアマネジメント業務、高齢者にとって地域が暮らしやすい地域となるために、ケアマネジャーへの個別指導や相談、地域ケア会議などを行う包括的・継続的ケアマネジメント支援業務の4つが主な仕事です。

仕事の中で大切にしていることは?

答え

大切にしていることは「声を聴くこと」です。眼先にある困難さだけを捉え解決を目指すのではなく、その困難が何から生じているのか?きちんと理解した上で支援できるよう常に対象者の声に耳を傾けることを意識しています。見守ること。出来ることまで取り上げるのではなく、常に「自立支援」を意識しています。それは、職員に対しても同じです。専門職として責任を持って「自分で考え行動できるように」。いつでもフォローできるよう、傍で見守り、「理解者である」という姿勢を示すことを大切にしています。 声にならない声を「この人になら話してもいいんだ」と思ってもらえるよう、仕草や声のトーン、思いの引き出し方をそれぞれで工夫しています。一番大切なのはもちろん、笑顔であること。笑顔であり続けるためにオンオフをしっかり分けて、休日には趣味を楽しみ、明日への活力につなげるようにしています。

これから福祉業界での就職を目指す方へのメッセージ

答え

最初から技術をもって「何かしてあげたい・役に立ちたい」という気持ち一心で働く必要はないと思います。それよりかは「笑顔で手を握る、目線を合わせる、簡単な挨拶を必ず交わす」ことができるだけで十分だと思います。それが施設入所や加齢に伴い、若い頃は当たり前にあったであろうコミュニティが少なくなった高齢者にとっては一番の喜びにつながるからです。「誰かが見ていてくれる、つながっている」それが伝わるだけで十分だと思うのです。専門的な知識や技術は後から必ずついてきます。まずは、あなたのとびっきりの笑顔を少し分けてあげることからはじめてほしいと思います。

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