若手職員からのメッセージ53
Weekly福祉の星 小寺さん(社会福祉法人 京都社会事業財団 高齢者総合福祉施設 京都厚生園)
中学校卒業後の進路に悩んでいた際、母親の「人の役に立って欲しい」という一言が、福祉の仕事を選択するきっかけとなりました。
ご利用者から昔の暮らしと今の違いや仕事をしておられた頃の話、また裁縫などの作業も「ここはこうするんやで」と教えていただいています。またご利用者から体調の心配をして下さったり、今日も頑張ってな!と言って下さったり、声をかけていただいています。
援助する側、される側という関係ではなく、自分自身がご利用者に支えられながら、人として成長しているのだということに気付きました。
些細なことですが、ご利用者と過ごす日々が仕事のやりがいに繋がっています。
ご利用者が亡くなられた時に、仲良くされていたご利用者がその方の顔を見に行かれ、涙を流される場面を見ました。その涙される姿が心に残っており、人と人との繋がりはいつまでも大切で重要であるということを身にしみて感じました。
人と人とが接する仕事なので、悩むこともあります。
しかし、それ以上に学ぶことは多く、ご利用者に支えていただいています。
自分自身が成長出来る素敵な仕事だと思います。