若手職員からのメッセージ559

利用者=自分の器を大きくしてくれる存在

Weekly福祉の星 森内さん(社会福祉法人 大樹会)

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福祉の仕事を選んだきっかけは?

答え

大学4回生の時に、母親が股関節を悪くし手術。その後、身体障害者手帳を発行することになりました。歩くのも杖が必要となり、いずれ歩けなくなるかもしれない、介護が必要になるのではないかと考えるようになりました。そこで初めて介護ということを考え、就職のタイミングも重なり、仕事をしながら介護を覚え、自分の家族に還元できればと思い、福祉の仕事を選びました。

福祉の仕事で感じるやりがいは?

答え

私が入職当時は痴呆と呼ばれていましたが、認知症の方の行動が理解できなく、自分に対しても苛立ちの毎日でした。しかし、自分が悩むと自然と何か答えを導き出そうとするもので、そこで出た答えは、「自分が一生において経験出来る事には限りがある。でも利用者と関われば、その周りには家族もおられます。その方々の考えや価値観を知ることも出来る。また、認知症の方のケアも自分の予想通りには行かないこともあり、自分が持っている能力以上のことが必要な場合があります。私は利用者=自分の器を大きくしてくれる存在」と考えるようになり、そこから「感謝」の気持ちが芽生え、やる気が変わったことを今でも覚えています。それが今のやりがいに繋がっていると思います。

仕事の中で大切にしていることは?

答え

主観で物を見ないということです。私は、長年福祉に携わり、経験や知識を積重ねると、その経験が知識の物差しとなり、利用者さんや他者を見てしまいがちになり、自分の価値観が中心となり、先輩である利用者の生活の幅を狭めてしまう恐れがあると思っています。常に決まっている事、その方に援助している内容がその「人」のものになっているのか、職員側の目線となっていないか、常に疑問を持ちながら客観的な視点も持つようにしています。なので、知識がある人、経験がある人だけが必要とは思っていません。目の前におられる「人」に対して考えられる人が大切だと思っています。

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