若手職員からのメッセージ563

福祉は幸せを作る仕事だと思います。

Weekly福祉の星 松原さん(公益社団法人 京都市身体障害児者父母の会連合会)

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福祉の仕事の面白いところは?

答え

面白いと感じる部分は利用者と関わるたびに、その利用者の考え方や好きな物等を通じ、その「人」に関わっているということ、そこから新しい発見を実感出来るということです。しかし今、僕が働いている障害分野で利用者の考え方等というとイメージしづらい面もあると思われます。僕自身、障害者と関わって生きてきたのではないので実際に働いて、これ程にも考え、それぞれの方法で表現し生きているのだと初めて知りました。また利用者から様々なことを教えてもらうと同時に、こちらのことも伝えることでお互いに関係性を築いていく。そして関係が深まると新たな支援に繋がることがあります。お互いに関係を築くことで支援内容が変化していく点も面白いところなのではと思います。

しんどいことはどんなこと?

答え

おそらく、どの福祉分野でも体力的な負担はあると思います。特に自立度の低い利用者の支援は全介助の場合もあり体の使い方を間違えると、すぐに腰を痛める、肩があがらない等、体の故障が起きてしまいます。また楽しく過ごすという面があると同時に命を預かる業種でもあることは精神的に削られることがあり、リラックスする方法やプライベートで疲労を発散することの重要さを思い知らされます。自身の負担のみでなく他のスタッフとの支援内容を巡って衝突することや考えの違いから連係に支障が来すこともあります。  この業種で負担が出た場合、一度リセットできる手段を持つこと、他者は違うということを受け入れる方法を持つことが必要になると思います。

仕事の中で大切にしていることは?

答え

それは福祉業界で働いている者としての専門性です。福祉は本来、お節介の延長から始まったようなものと考えており、手伝いや困っている人の解決策を模索するアウトリーチが主だと思えます。しかし歴史が経つにつれ科学的な根拠を裏付けようと研究が進み、支援の方法も様々なアプローチとして開発されました。それは、ただのお節介ではなく福祉という専門家であることを作ったのだと考えています。具体的な例で挙げると目線、言葉使い、受容や秘密保持等です。関わる時間が増えると徐々に丁寧さが欠けてくる時があります。プライベートなら、それも良いかもしれませんが、あくまで利用者と支援者という図式から離れた支援は専門家として福祉を行えているかと言われると疑問が残ります。

これから福祉業界での就職を目指す方へのメッセージ

答え

福祉は幸せを作る仕事だと思います。しかし幸せを作るのは利用者だけの事ではありません。自分の幸せや他に関わる人も含めてです。その為には、まず支援者が楽しんでいない、ネガティブな感覚だと難しいです。しかし、いつもポジティブというのも大変なので負担を出せるところには出してしまい、たまに息抜きしながら楽しめたら福祉は辛いだけとは思わないはずです!

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