イチオシ職員からのメッセージ765

コミュニケーションを積極的に図って、利用者との信頼関係を築いていただきたいです

福祉の星 後谷さん(社会福祉法人 若竹福祉会)

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福祉の仕事を選んだきっかけは?

答え

私の学生時代に祖母は認知症を発症し、一人では生活を送ることができる状況でなく、同居することになりました。その頃は誰も認知症を理解してなかったため、手探りの状態で対応するしかありませんでした。介護は母親に任せきりで、母一人に負担をかけました。その結果、母のストレスが大きくたまって、介護の不満を漏らすようになりました。排泄の失敗、物盗られ妄想、昼夜逆転現象などについて、一緒にコミュニケーションを図りましたが、介護ができませんでした。将来、両親も認知症になるかわからないため、その時にきちんとした対応ができるように、福祉の大学に進学し、福祉の業界へと足を踏み出しました。

今までに一番心に残っている出来事は?

答え

私が新人の頃に、ある入居者が若いという理由で毛嫌いをされて強く当たられた時期がありました。しかし、根気よく受容と傾聴をし、真摯に受け止めてコミュニケーションを図って行くことで、その状態が改善されてきました。最も印象に残っているのは、ある日、その方に「ありがとう」と感謝の言葉を笑顔で言っていただけたことです。今では、普通に気さくに話しかけてくださったり、私が業務を終えるときに「気を付けて帰ってください」と労りの言葉をかけてもらうようになりました。

仕事の中で大切にしていることは?

答え

どんなに忙しいときであっても毎日、一度、腰をおろして入居者とコミュニケーションをとっています。入居者主体の介護であるため、その方々のことを知っていく必要があります。そのため、コミュニケーションを図れる時間を作っています。入居者と接するときは、目線の高さまで腰をおろして、言葉はゆっくりと口調はもの柔らかに話しています。そして受容と傾聴を意識しながら、コミュニケーションを図るように心がけています。また、職員間で情報共有や相談をしやすいように、積極的ににユニット職員とコミュニケーションを図っています。

これから福祉業界での就職を目指す方へのメッセージ

答え

介護の世界へと踏み出される方は、排泄・入浴・以上・移動等の介助が上手くできるかと介護技術の不安が多いと思います。しかし、そのことも大切ではありますが、最も大切にしてほしいことは、利用者とのコミュニケーションです。介護技術は年数を重ねていくことで上達しますが、コミュニケーションをサボっていくと、介護という概念から作業という概念に陥ってしまいます。そうなると利用者主体から介護者主体の介助となり、本人と家族の望むその人らしさの生活を送ることが困難となってきます。サボった結果、コミュニケーション技術が不足し、上手く利用者に対して対応できずに、ストレスとなって長く続かない職員もいますので、コミュニケーションを積極的に図って、利用者との信頼関係を築いていただきたいです。

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