介護業務の機能分化について 

生産年齢人口の減少が本格化していく中、限られた人材で多様化・複雑化する介護ニーズに対応するためには、
介護職員のキャリア・専門性に応じた機能分化や多様な人材によるチームケアの実践が必要です。

2018年度の取組

多様な人材の参入を促し、機能分化による介護の提供体制を整えるために
必要となる取組みについて検討を行い、報告書としてとりまとめました。
特別養護老人ホーム等入所施設における介護業務の機能分化の進め方(PDF)           

〔参考〕
介護保険施設等で比較的簡単な業務を担い、介護職員をサポートする
「介護助手」について、三重県が作成した導入マニュアルです。
介護助手導入実施マニュアル〔三重県〕(外部サイト)

2019年度の取組

介護職の機能分化により、介護助手等多様な人材による
チームケアをモデル的に実践し、その効果を検証する
「京都府介護職機能分化等推進事業」に取り組みました。

きょうと福祉人材育成認証制度の上位認証法人が
モデル事業に取り組み成果をとりまとめました。

 

各モデル事業に共通のコンセプト

  • 介護助手等多様な人材の参入環境を整備する
    (介護の専門職の業務を見極め整理し、介護の質の向上や介護業務の効率化を図る)
  • 多様な人材によるチームケアを実践する(介護助手の雇用・育成、地域ボランティアの活用など)
  • 「地域性」や「事業所における課題」に対応した実践を行い、成果を共有する

 

■モデル事業

【モデル事業1】 専門職と連携し、利用者の暮らしの質の向上を図る
新しい職域「介護アテンド職」の提案

〔実施事業所〕
社会福祉法人
リガーレ暮らしの架け橋
地域密着型ケアセンター
おんまえどおり
(京都市・上京区)

〔介護助手が行う業務〕
話相手、見守り、散歩
食事の準備・片付け
レクリエーション

〔モデル事業概要〕
★「介護アテンド職」とは:
介護職とは別の視点で、“利用者の暮らしの質の向上を図る日常生活のサポート役”の役割を担う職種(非専門職)であり、介護の“助手”ではなく介護職と対等な新しい職域という位置づけ。

・開設当初から試行的に導入した「介護アテンド職」のメリットや課題について
 「介護アテンド職」配置の有無による介護職員の行動観察調査により効果検証
・介護職と「介護アテンド職」との役割分担を明確にし、対等な関係をつくる等
 具体的事例もとづき効果的なチームケアのモデルケースとして提案
「介護アテンド職」導入と効果検証(業務量調査、分析とまとめ)

【モデル事業2】 元気高齢者が地域の福祉を支える「介護サポート職」について検証

〔実施事業所〕
社会福祉法人
くらしのハーモニー
介護老人保健施設
ハーモニーこが
(京都市・伏見区)

〔介護助手が行う業務〕
シーツ交換、洗濯物返却
居室の整理整頓、見守り
食器洗い

〔モデル事業概要〕
★「介護サポート職」とは:
『介護の仕事』は“日常生活そのもの”がベースという考えのもと、
シーツ交換・ごみ捨て・清掃など、介護職の仕事の一部担う職種であり、
介護の“助手”ではなく「その方の生活(人生)」を支えるチームの一員という位置づけ。

・「介護サポート職」を迎え入れ
 チームの一員として機能させるモデル(募集・採用・育成)及び
 働き手のニーズに柔軟に対応できる組織体制の検討
・地域の元気高齢者を募集するための効果的な広報の検証
 (法人理念をコンセプトとした“やりがい”の啓発と“生きがい”の発信など)
介護サポート職導入と効果検証
★「元気なシニア」介護サポートスタッフ募集  ★チラシ ポスター

【モデル事業3】 介護の専門職が創造的な仕事に集中できる環境の整備
〔実施事業所〕
社会福祉法人 大樹会
特別養護老人ホーム
やすらぎ苑(舞鶴市)

〔介護助手が行う業務〕
洗濯、片付け、見守り、
コミュニケーション

〔モデル事業概要〕
・府北部地域で実施してきた2泊3日の体験プログラムに、
 介護職の業務の切り分けの観点と取り入れ、
 「短期アルバイト型福祉職場体験プログラム」として整理
・介護職が専門性を伴う業務に集中できる環境整備に加え、
 自ら創造的な仕事にも取り組めるよう、介護職育成の仕組みを整理
介護職機能分化による雇用対応型プログラムの構築
介護職員の人材育成のための内省支援型システムの構築
リフレクション研修テキスト
 (管理者同士のリフレクションやコーチングに活用)
【モデル事業4】 就労支援が必要な方たちに対する雇用創出
〔実施事業所〕
社会福祉法人
南山城学園
介護老人保健施設 煌
(城陽市)

〔介護助手が行う業務〕
床掃除、シーツ交換、
ベッドメイク

〔モデル事業概要〕
・障害者や生活困窮者等、就労支援が必要な方に対する
 雇用創出を意識した 介護職の専門性を伴わない業務を整理
・上記のうち、特に障害者の雇用創出を見据え、
 介護職の業務を切り分け 障害者のトライアル雇用の実践をもとに検証
業務切り分け手順と、業務プロセスの可視化

 

2020年度の取組

介護職の業務を切り分け、介護助手等多様な人材によるチームケアを実践するとともに、
チームケアを統括するリーダー的介護職員の育成にモデル的に取り組む
京都府介護職チームケア実践力向上推進モデル事業」に取り組みました。

きょうと福祉人材育成認証制度の上位認証法人がモデル事業に取り組み
一連の実践を踏まえた成果をとりまとめました。

またリーダー的介護職員のための研修をモデル的に実施し、
職員同士で集まって自主開催する際にも、つかっていただける資料としてとりまとめました。

 

各モデル事業に共通のコンセプト

  • 介護助手等多様な人材の参入環境を整備と多様な人材によるチームケアを実践
  • チームケアを統括するリーダー的介護職員の育成に取り組み、求められる役割を“リーダー像”として整理
  • 「地域性」や「事業所における課題」に対応した実践を行い、成果を共有する

 

■モデル事業

整い次第、こちらのページに掲載いたします。

■リーダー的介護職員のための研修

研修のテーマ リーダー的介護職員のためのチームケアを統括するリーダー研修
自分をみつめなおし
チームで活きる
自分らしいリーダー像を
つかむ(言語化する)
研修です

【形式】Zoom等でも可
【期間】4回(各90分)
※各回の間は約2週間
※期間2箇月程度

〔研修の概要〕
リーダー的介護職員の人材育成によりチームケアの実践力向上を目指す研修です。
〔活用法人〕
事業所のなかで他の職種の方に呼びかけて開催してみてください。また、他の事業所の同じ立場で働いている介護職員さんとの共同開催の際もご活用ください。

【第1回】自分をみつめなおしていただく際の基本となる考えた方のレクチャー
【第2回】普段の業務をふりかえり具体的状況をメンバーと共有
     (リーダーシップ取組表の記入方法のレクチャー)
【第3回】各自で事前に記入した【リーダシップ取組表】に基づきふりかえり
【第4回】自分らしいリーダー像を言葉にしてみる

◆職員同士で集まって自主開催される際にご活用ください※ファイル準備中
★進め方マニュアル    
開催案内チラシ (開催日等を手書きで記入いただき、すぐに活用いただける様式です。)
◆リーダー研修を開催される際のテキストとしてご活用ください
【リーダーシップ取組表】 (研修受講者が記入する様式です。)
第1回目のテキスト   ★第3回目のテキスト   ★第4回目のテキスト

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